「もっと自分らしく生きたいな。」
そう思うことありませんか?
私はあります。
しかし、改めて考えてみると、少し不思議な言葉です。
「自分らしい人生」とは、何なのでしょうか?
- 好きな仕事をすることなのでしょうか?
- お金に困らないことなのでしょうか?
- 自由な時間があることなのでしょうか?
- 趣味を楽しめることなのでしょうか?
- 人間関係に恵まれることなのでしょうか?
- 誰かの役に立つことなのでしょうか?
- 心穏やかに暮らすことなのでしょうか?
どれも、自分らしい人生に関係していそうです。
ですが、どれか一つだけで「自分らしい人生」が決まるわけではないように思います。
- お金があっても、毎日が他人の期待に応えるだけなら苦しくなる
- 好きな仕事をしていても、心身が壊れてしまえば続けられない
- 自由な時間があっても、何に使いたいのかわからなければ満たされにくい
- 人間関係が広くても、自分を消してばかりなら疲れてしまう
- 趣味があっても、楽しむ余力がなければ味わえない
自分らしい人生は、ひとつの要素だけではできていません。
それは、一本の木に近いのかもしれません。
根があり、土があり、幹が伸び、枝が広がり、花が咲く。
- 根だけでも木は見えない
- 土だけでも木は育たない
- 幹がなければ地上に姿を現せない
- 枝がなければ広がらない
- 花がなければ、育った喜びを味わいにくい
人生も同じように、複数の要素がつながって形づくられます。
この記事では、「自分らしい人生とは何か」を、一本の木として考えてみます。
自分らしい人生は、「好きなことだけをする人生」ではない
「自分らしく生きる」と聞くと、少し自由で、少し魅力的で、少しわがままな言葉に聞こえるかもしれません。
- 好きなことだけをする
- 嫌なことを全部やめる
- 他人を気にしない
- 誰にも縛られずに自由に生きる
そんなイメージが浮かぶこともあります。
もちろん、自由は大切です。
- 自分の気持ちを押し殺してばかりの人生は苦しくなる
- 他人の期待に応え続けるだけの人生も、どこかで息苦しくなる
- 自分の好きなものや、心が動くものを大切にすることも必要
ですが、自分らしい人生とは、単に好きなことだけをして生きることではないと思います。
私たちは、現実の中で生きています。
- お金も必要
- 時間は有限
- 健康も大切
- 仕事もある
- 人間関係もある
- 責任もある
- 誰かの期待に応える場面もある
つまり、自分らしく生きるとは、現実を無視して自由に振る舞うことではありません。
むしろ、自分の価値観と現実の条件をすり合わせながら、納得できる選択を少しずつ増やしていくことなのだと思います。
- 自分は何を大切にしたいのか?
- 今の自分には、どんな土台が必要なのか?
- 誰と、どのように関わりたいのか?
- どんな可能性を広げたいのか?
- 何を味わいたいのか?
そうした問いを持ちながら、人生の形を少しずつ整えていく。
自分らしい人生とは、現実から逃げることではありません。
現実の中で、自分の大切にしたいものを少しずつ形にしていくことです。
自分らしい人生を、一本の木として考える

自分らしい人生を考えるために、ここでは一本の木のモデルを使ってみます。
自分らしい人生
= 知る × 整える × つながる × 広げる × 味わう
これは、特定の研究でそのまま提示されている厳密な数式ではありません。
Veritas Labとして、自分らしい人生を考えるために必要な要素を整理した見取り図です。
木のモデルにすると、次のように考えられます。
根:知る
土:整える
幹:つながる
枝:広げる
花:味わう
根は、自分を知ることです。
自分の価値観、感情、違和感、願いを知ること。
土は、生きる土台を整えることです。
お金、時間、健康など、人生を支える条件を整えること。
幹は、人や社会とつながることです。
労働、人間関係、貢献を通じて、自分の内側にあるものが外の世界と接続されること。
枝は、可能性を広げることです。
学び、知識、経験、環境によって、人生の選択肢を広げること。
花は、人生を味わうことです。
趣味、遊び、余白、感性、心が動く時間を大切にすること。
木は、どれか一つだけでは育ちません。
- 根がなければ、自分が何を大切にしたいのかがわからない
- 土が弱ければ、安心して生きることが難しくなる
- 幹がなければ、人や社会と関わる形が見えない
- 枝が伸びなければ、可能性は広がらない
- 花がなければ、人生を味わう喜びを感じにくくなる
自分らしい人生は、この五つの要素がつながりながら、少しずつ形になっていくものなのだと思います。
根|自分を知る
自分らしい人生の根にあるのは、自分を知ることです。
根は、地上からは見えにくい部分です。
ですが、木を支えるうえで、とても大切です。
人生で言えば、それは自分の内側を知ることにあたります。
- 自分は何を大切にしたいのか?
- 何に心が動くのか?
- 何が苦しいのか?
- 何に違和感があるのか?
- 何をしていると、自分が生きている感じがするのか?
- どんなときに、自分を消してしまうのか?
- どんな未来に、少し惹かれるのか?
こうした問いが、根になります。
自分を知らないまま人生を整えようとすると、他人の理想を自分の目標だと思い込んでしまうことがあります。
- 親が望むから
- 会社が評価するから
- 周囲がそうしているから
- SNSで目立っているから
- 世間的に安定しているから
- 誰かにすごいと思われそうだから
そうした理由だけで選び続けると、いつの間にか自分の人生の主語が他人になってしまいます。
もちろん、他人の意見を聞くことは大切です。
- 人は一人で生きているわけではない
- 他人の視点から学べることもある
- 周囲の期待に応えたいと思うことも自然
ですが、それでも最後に問い直す必要があります。
私は、本当は何を大切にしたいのか?
この問いがないと、人生の枝葉はどこへ伸びればよいのかわからなくなります。
根は、派手ではありません。
人から見えにくく、すぐに成果になるわけでもありません。
ですが、自分の価値観や感情を知ることは、自分らしい人生の出発点です。
自分の声は、他人の評価や比較、期待に埋もれやすいものです。
だからこそ、自分の心の構造を知ることが必要になります。
そうした心の動きを知ることで、自分の根がどこにあるのかを見つけることができるのです。
土|生きる土台を整える
根があっても、土がなければ木は育ちません。
人生にも、土台があります。
それは、お金、時間、健康です。
この三つは、とても現実的です。
自分らしい人生を考えるとき、価値観や夢だけを語りたくなることがあります。
ですが、どれだけ大切にしたいものがあっても、土台が崩れていると、それを形にするのは難しくなります。
- お金がなければ、選択肢は狭くなる
- 時間がなければ、やりたいことに手を伸ばせない
- 健康が削られていれば、好きなものを味わう余力もなくなる
お金は、人生の目的そのものではないかもしれません。
ですが、お金は選択肢と安心を支える資源です。
- お金があると、嫌な環境から離れやすくなる
- 学びに投資できる
- 休む時間を確保しやすくなる
- 挑戦の失敗を吸収しやすくなる
- 大切な人を助けることもできる
一方で、お金だけを最大化すれば自分らしい人生になるわけでもありません。
- 高い収入があっても、価値観に反する仕事を続けて心が削られるなら苦しくなる
- お金があっても、時間がなければ味わえない
- お金があっても、健康を失えば選択肢は狭くなる
つまり、お金は目的というより、土の一部(生きる土台)です。
- 自分らしい人生を支えるために、どのくらい必要なのか?
- 何のために稼ぎたいのか?
- 何に使いたいのか?
- どんな不安を減らしたいのか?
そう考えることが大切です。
時間も同じです。
人生は、結局どこに時間を使っているかとして現れます。
- 仕事にどれだけ時間を使っているか?
- 学びにどれだけ時間を使っているか?
- 人間関係にどれだけ時間を使っているか?
- 休息にどれだけ時間を使っているか?
- 趣味や遊びにどれだけ時間を使っているか?
- 何もしない時間を持てているか?
自分が大切にしたいものと、実際の時間配分が大きくズレていると、少しずつ苦しくなります。
- 家族を大切にしたいのに、いつも仕事で疲れ切っている
- 学びたいと思っているのに、時間がすべて消耗に使われている
- 創作したいのに、余白がまったくない
- 健康を大切にしたいのに、睡眠を削り続けている
このズレが大きくなると、自分の人生を生きている感覚が薄れていきます。
そして健康は、すべての選択肢の土台です。
- 体力がなければ、選択肢があっても選べない
- 睡眠が足りなければ、判断力が落ちる
- メンタルが削れていると、好きなことも楽しめない
- 慢性的に疲れていると、自分の本音すら見えにくくなる
自分らしさは、余力がないと感じにくいものです。
土台を整えることで、自分らしい人生を支えるための準備ができるのです。
幹|人や社会とつながる
根と土だけでは、木はまだ地上に姿を現していません。
自分を知り、生きる土台を整えることは大切です。
ですが、それだけでは人生は内側にとどまります。
幹が伸びることで、木は地上に出ます。
人生で言えば、それは人や社会と関わることです。
- 働くこと
- 人と関係を築くこと
- 誰かの役に立つこと
自分の内側にある価値観や力は、人や社会との関わりを通じて、初めて外の世界に現れていきます。
つまり、幹にあたるのは、労働、人間関係、貢献です。
労働は、単なる収入源ではありません。
もちろん、生活のために働くことは大切です。
お金を得ることは、生きる土台を支えます。
ですが、労働はそれだけではありません。
- 何に時間を使うのか?
- 誰に価値を届けるのか?
- どんな人たちと関わるのか?
- どれくらい裁量があるのか?
- 自分の強みや関心とつながっているのか?
- 自分の価値観に反しすぎていないか?
労働は、人生の大きな時間を占めます。
だからこそ、自分らしい人生を考えるうえで、働き方は大きな要素になります。
ただし、仕事だけで自分らしさを満たす必要はありません。
- 仕事で自己実現する人もいる
- 一方で、仕事は生活を支える手段で、自己表現は趣味や発信で行う人もいる
どちらが正しいわけではありません。
大切なのは、自分にとって労働をどう位置づけるかです。
- 人生の中心に置きたいのか?
- 土台として安定させたいのか?
- 学びや貢献の場にしたいのか?
- できるだけ消耗を減らしたいのか?
- 会社の外にも選択肢を持ちたいのか?
労働の位置づけは、人によって違います。
人間関係も、幹の大切な部分です。
誰といるかによって、自分らしさは育ちもすれば、削られもします。
- 一緒にいると、自分の可能性が広がる人がいる
- 安心して弱さを見せられる人がいる
- 新しい視点をくれる人がいる
- 自分の価値観を大切にしてくれる人がいる
一方で、一緒にいると自分を消してしまう関係もあります。
- いつも相手の期待に応えなければならない
- 断ると罪悪感がある
- 自分の意見を言うと否定される
- 利用されているように感じる
- 一緒にいると、自分が小さくなっていく
自分らしい人生は、完全に一人で作るものではありません。
だからこそ、誰とつながるかは大切です。
そして、貢献も幹の一部です。
自分らしい人生は、自分だけで完結しないことがあります。
人は、自分の力が誰かの役に立っていると感じたとき、深い意味を感じることがあります。
- 誰を助けたいのか?
- どんな不条理を減らしたいのか?
- どんな人の人生が開ける瞬間に立ち会いたいのか?
- 自分の知識や経験を、どこに使いたいのか?
こうした問いは、自分らしい人生を社会とつなげてくれます。
ただし、貢献は、他人の期待に応えすぎることとは違います。
自分を消して誰かのために尽くし続けることではありません。
自分の価値観に沿って、自分の力をどこに使いたいのかを考えることです。
幹が伸びることで、人生は地上に姿を現します。
自分の内側にあるものが、人や社会との関わりの中で形になっていくのです。
枝|可能性を広げる
幹が育つと、枝が伸びます。
枝が広がることで、木は光を受ける範囲を広げます。
人生でも、枝を伸ばすことで見える世界が広がります。
ここにあたるのは、学び、知識、経験、環境、選択肢です。
自分らしい人生には、選択肢が必要です。
- 今の会社しかない
- 今の働き方しかない
- 今の人間関係しかない
- 今の生き方しかない
- 自分はこういう人間だから変われない
- 世の中はこういうものだから仕方ない
そう思っていると、自分で選んでいる感覚は持ちにくくなります。
もちろん、すべてを自由に選べるわけではありません。
生まれた環境、経済状況、健康状態、家族、人間関係、社会の仕組み。
人にはそれぞれ条件があります。
ですが、その中でも、選択肢が一つ増えるだけで見える景色は変わります。
- 知らなければ、選べない
- 見えていなければ、進めない
- 言葉にできなければ、自分の違和感も整理しにくいまま
そのため、知識は大切です。
知識は、人生の正解をそのまま与えてくれるわけではありません。
ですが、今まで見えなかった選択肢を見せてくれます。
- こんな働き方があるのか
- こんな学び方があるのか
- こんな生き方があるのか
- こんな人もいるのか
- こんな考え方もあるのか
そう知ることで、人は少しずつ変わることができます。
経験も大切です。
頭で考えているだけでは、自分に合うかどうかはわかりません。
- やってみて、初めてわかることがある
- 行ってみて、初めて感じることがある
- 人と話してみて、初めて気づくことがある
- 学んでみて、初めて向き不向きが見えることがある
経験は、自分に合うものと合わないものを教えてくれます。
うまくいく経験だけが大切なのではありません。
うまくいかなかった経験も、「これは自分には合わないかもしれない」「このやり方では苦しいかもしれない」と教えてくれます。
環境も、枝を伸ばすうえで重要です。
人は、意志だけで変わるわけではありません。
自分らしさが育つ環境もあれば、削られる環境もあります。
- 学べる環境
- 挑戦できる環境
- 安心して休める環境
- 自分の価値観を否定され続けない環境
- 新しい選択肢に触れられる環境
- 自分の可能性が少し広がる環境
そうした場所に身を置くことは、自分らしい人生を育てるうえで大切です。
可能性を広げるとは、いきなり人生を大きく変えることではありません。
今の自分では見えていなかった選択肢を、ひとつ増やすことです。
一本の枝が伸びるだけで、木の形は少し変わります。
人生も同じです。
- ひとつ学ぶ
- ひとつ経験する
- ひとつ環境を変える
- ひとつ選択肢を知る
その小さな広がりが、やがて人生の形を変えていくのだと思います。
花|人生を味わう
木は、根を張り、土に支えられ、幹を伸ばし、枝を広げます。
そして、花を咲かせます。
人生にも、花にあたるものがあります。
それは、人生を味わう時間です。
- 趣味
- 遊び
- 余白
- 好きな作品に触れること
- 音楽を聴くこと
- 旅をすること
- おいしいものを食べること
- 誰にも評価されなくても、心が動くこと
- 何の役に立つかはわからないけれど、自分にとって大切な時間
こうしたものは、人生に花を咲かせます。
私たちは、つい役に立つことを優先しがちです。
- 稼げるからやる
- 評価されるからやる
- 期待されるからやる
- 成長できるからやる
- 成果につながるからやる。
- 誰かの役に立つからやる
もちろん、それらも大切です。
ですが、それだけでは人生は少し窮屈になります。
自分らしい人生には、役に立つ時間だけでなく、意味もなく心が動く時間も必要です。
- 好きだからやる
- 心が動くからやる
- 自分の感性が反応するからやる
- うまく説明できないけれど、なぜか大切にしたい
そういう時間があるから、人は自分の感性を思い出せます。
趣味や遊びは、単なる暇つぶしではありません。
自分の感性を取り戻す場所です。
仕事や責任の中では、どうしても「役に立つか」「評価されるか」「成果になるか」を考えがちです。
ですが、好きな作品に触れているとき、旅先で景色を見ているとき、歌っているとき、運動しているとき、本を読んでいるとき、誰かとただ笑っているとき。
そこには、評価とは別の喜びがあります。
花は、木が生きていることの喜びのようなものです。
人生にも、ただ生きていることを味わう時間が必要です。
自分らしい人生は、ただ維持するだけの人生ではありません。
ただ成長するだけの人生でもありません。
ときには、花を咲かせるように、好きなものを味わうことも大切なのだと思います。
自分らしい人生は、人によって木の形が違う
ここまで、自分らしい人生を一本の木として考えてきました。
- 根は、知ること
- 土は、整えること
- 幹は、つながること
- 枝は、広げること
- 花は、味わうこと
ただし、すべての木が同じ形である必要はありません。
人生も同じです。
- 仕事に太い枝を伸ばす人がいる
- 家族や人間関係を大切にする人がいる
- 学びに大きく枝を伸ばす人がいる
- 趣味や創作に花を咲かせる人がいる
- 安定した土を深く整える人がいる
- 社会への貢献を幹にする人がいる
- 自由な時間を何より大切にする人がいる
- 健康や穏やかさを中心にする人がいる
どれが正しいというわけではありません。
人によって、根の張り方も、土の整え方も、幹の太さも、枝の伸び方も、花の咲き方も違います。
自分らしい人生とは、誰かの理想の人生をコピーすることではありません。
- 誰かにとって理想的な働き方が、自分に合うとは限らない
- 誰かにとって幸せなお金の使い方が、自分に合うとは限らない
- 誰かにとって楽しい趣味が、自分の心を動かすとは限らない
- 誰かにとって正しい人間関係の距離感が、自分に合うとは限らない
自分と他人は別人です。
他人を見て焦りすぎる必要はありません。
大切なのは、自分の木をどう育てたいのかです。
- 今、自分の根はどこにあるのか?
- 土は乾いていないか?
- 幹は無理をしていないか?
- 枝は伸びる余地があるか?
- 花を咲かせる時間はあるか?
そう問い直していくことが、自分らしい人生につながっていきます。
自分らしい人生を考えるための問い

自分らしい人生を考えるとき、いきなり大きな答えを出す必要はありません。
「自分らしい人生とは何か」と考えると、少し大きすぎます。
そのため、木の要素ごとに問いを分けてみます。
まず、根です。
- 私は何を大切にしたいのか?
- 何に心が動くのか?
- 何をしていると、自分らしいと感じるのか?
- 何に違和感があるのか?
- どんなときに、自分を消してしまうのか?
次に、土です。
- お金、時間、健康のうち、今いちばん不安定なものは何か?
- どこを整えると、少し安心できるか?
- 余力を削りすぎていないか?
- お金は何のために必要なのか?
- 時間を何に使いたいのか?
次に、幹です。
- 誰といると、自分が広がるか?
- 誰といると、自分を消してしまうか?
- どんな働き方なら、自分の力を使いたいと思えるか?
- 誰の役に立ちたいのか?
- 社会とどのようにつながりたいのか?
次に、枝です。
- 何を学ぶと、人生の選択肢が広がるか?
- どんな経験をすると、見える世界が変わるか?
- 今の環境は、自分の可能性を広げているか?
- 小さく試せることは何か?
- 今見えていない選択肢は何か?
最後に、花です。
- 何をしていると、ただ楽しいと感じるか?
- 最近、心が動いたものは何か?
- 役に立たなくても大切にしたい時間は何か?
- どんな趣味や遊びが、自分の感性を取り戻してくれるか?
- 自分の人生に、花を咲かせる時間はあるか?
こうした問いに、すぐ答えが出るとは限りません。
ですが、問いを持つだけでも、自分の人生の見え方は少し変わります。
自分らしい人生は、ある日突然見つかるものではありません。
問いを持ち、試し、見直しながら、少しずつ形になっていくものだと思います。
大切なのは、すべてを完璧に育てることではない

ここまで読むと、少し重く感じるかもしれません。
- 根も深く張りたい
- 土も豊かに整えたい
- 幹も太くしたい
- 枝も広げたい
- 花も咲かせたい
そう考えると、全部やらなければいけないように感じるかもしれません。
ですが、自分らしい人生は、すべてを完璧に育てることではありません。
最初から完璧な木を目指す必要はありません。
- お金も完璧
- 時間も完璧
- 健康も完璧
- 仕事も理想的
- 人間関係も良好
- 学びも進んでいる
- 趣味も充実している
- 貢献もできている
そんな人生は、なかなかありません。
むしろ、大切なのは、今どこが弱っているのかを見ることです。
- 根が見えなくなっているのか?
- 土が乾いているのか?
- 幹が無理をしているのか?
- 枝が伸びる余地を失っているのか?
- 花を咲かせる余白がないのか?
どこを少し整えると、全体が楽になるのか。
そこを見ることが大切です。
自分らしい人生は、一度で完成させるものではありません。
- 今は健康が削られているなら、まず土を整える時期かもしれない
- 仕事で消耗しきっているなら、幹の使い方を見直す必要があるかもしれない
- 他人の期待に応えすぎているなら、根に戻って自分の価値観を確認する必要があるかもしれない
- 毎日が維持だけで終わっているなら、小さな花を咲かせる時間が必要かもしれない
季節ごとに、少しずつ手入れしていくものです。
- 今は根を深める時期かもしれない
- 今は土を整える時期かもしれない
- 今は幹を伸ばす時期かもしれない
- 今は枝を広げる時期かもしれない
- 今は花を味わう時期かもしれない
どの時期にも意味があります。
大切なのは、誰かの木と比べて焦ることではありません。
自分の木に、今どんな手入れが必要なのかを見ることです。
5つの要素を、さらに深く考える
この記事では、自分らしい人生を一本の木として考えてきました。
- 根:自分を知る
- 土:土台を整える
- 幹:人や社会とつながる
- 枝:可能性を広げる
- 花:人生を味わう
それぞれの要素については、別の記事でもう少し詳しく整理しています。
自分らしい人生は、どれか一つだけで成り立つものではありません。
自分を知るだけでもなく、土台を整えるだけでもなく、可能性を広げ続けるだけでもありません。
自分を知り、土台を整え、人や社会とつながり、可能性を広げ、その人生を味わっていく。
この5つがつながることで、自分らしい人生は少しずつ育っていきます。
根|自分を知るとは何か
- 自分が何を大切にしているのか?
- どんな経験で心が動いたのか?
- どんな方向に進みたいのか?
自分らしい人生の出発点になる「根」について考える記事です。
土|生きる土台を整えるとは何か
お金・時間・健康は、自分らしい選択を支える土台です。
土台を整えるとは、ただ多く持つことではありません。
自分の価値観に沿った選択をしやすくするために、余力を取り戻すことです。
幹|人や社会とつながるとは何か
自分らしい人生は、一人だけで完結するものではありません。
身近な人との関係、仕事、発信、社会との関わり方を通じて、自分を消さずに人や社会とつながることについて考えます。
枝|可能性を広げるとは何か
- 知ることで、見える世界が変わる
- 経験することで、選べる道が増える
- 小さく試すことで、次の一歩が見えてくる
未来の自分が選べる世界を少しずつ増やしていくことについて考える記事です。
花|人生を味わうとは何か
自分らしい人生は、整えるだけでも、広げるだけでも完成しません。
今この瞬間を、自分の価値観や人生の意味と結びつけながら、「これは自分の人生だ」と受け取ることについて考えます。
まとめ|自分らしい人生とは、一本の木を育てること
自分らしい人生とは、好きなことだけをして生きることではありません。
他人を無視して、自由に振る舞うことでもありません。
自分を知り、
生きる土台を整え、
人や社会とつながり、
可能性を広げ、
人生を味わうこと
それが、自分らしい人生に近いのだと思います。
- 根を張る
- 土を整える
- 幹を育てる
- 枝を伸ばす
- 花を咲かせる
その形は、人によって違います。
- 仕事に大きく枝を伸ばす人もいる
- 学びに力を注ぐ人もいる
- 人間関係を大切にする人もいる
- 趣味や遊びに花を咲かせる人もいる
- まずは土台を整えることが必要な人もいる
すべての木が、同じ形である必要はありません。
大切なのは、誰かの木を真似ることではありません。
自分の人生という一本の木を、自分の価値観に沿って、少しずつ育てていくことです。
自分らしい人生は、どこかに完成形として存在しているものではありません。
今日の小さな選択を通じて、少しずつ育っていくものなのだと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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たしかに、どれも大切です。
ですが、すべてを一度に完璧にすることはできません。
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