前回の記事では、「お金とは何か」について考えました。
そこで整理したのは、お金は人生の目的ではなく、自分らしい選択を守るための土台だということです。
お金に支配されるのも違う。
お金を軽視して、自分が本当に望んでいることまで諦めるのも違う。
お金は、自分が大切にしたいものへ流すためにあります。
ただし、お金との向き合い方が見えたとしても、それだけでお金が整うわけではありません。
では、実際にお金を整えるには、何を見ればよいのでしょうか。
- 収入を増やすことか
- 支出を減らすことか
- 貯金を作ることか
- 投資を始めることか
- 副業をすることか
- 制度や奨学金を調べることか
- 詐欺や不要な契約から守ることか
お金の話は、すぐにひとつの方法に寄りがちです。
- 節約すればよい
- 投資すればよい
- 副業すればよい
- 転職すればよい
- NISAを始めればよい
そうした方法は、たしかに役に立つことがあります。
ですが、お金を整えるとは、ひとつの方法に飛びつくことではありません。
自分らしい人生を支えるために、お金の全体地図を持つことです。
この記事では、お金を整えるために見るべき領域を、地図のように整理していきます。
お金を整えるとは、ひとつの方法に偏らないこと
お金を整えるというと、具体的な方法が先に思い浮かびます。
- 節約する
- 投資する
- 副業する
- 転職する
- 家計簿をつける
- NISAを始める
- 固定費を下げる
どれも、大切な手段になり得ます。
- 支出を見直すことで、毎月のお金の流れが楽になることがある
- 投資を学ぶことで、将来に向けて資産を育てる選択肢が見えることがある
- 副業や転職によって、収入を増やせることもある
- 固定費を下げれば、無理なく生活の余白が生まれることもある
ですが、どれかひとつだけで、お金全体が整うとは限りません。
- 収入が少なすぎるなら、支出削減だけでは限界がある
- 支出が大きすぎるなら、収入を増やしてもお金は残らない
- 貯金がほとんどないなら、投資より先に生活防衛資金を作る必要があるかもしれない
- 知識がないまま投資に飛びつくと、かえって不安や損失が増えることもある
本当に使いたいところにお金を使えないなら、お金は人生に流れていません。
詐欺や不要な契約に弱いと、せっかく稼いだお金を守れません。
つまり、お金を整えるには、全体を見る必要があります。
お金を整えるとは、ひとつの正解を探すことではありません。
自分の状況に合わせて、どこを整える必要があるのかを見極めることです。
お金の地図は「稼ぐ・使う・貯める・増やす・守る・知る」で考える

お金を整えるための地図は、まず次の6つで見ると整理しやすくなります。
- 稼ぐ
- 使う
- 貯める
- 増やす
- 守る
- 知る・活用する
もちろん、これらは完全にきれいに切り分けられるわけではありません。
たとえば、制度を知ることは「知る」でもあり、実質的には入ってくるお金を増やすことにも、出ていくお金を減らすことにもつながります。
自己投資は「使う」でもあり、将来の収入や可能性を「増やす」ことにもつながります。
副業は「稼ぐ」ですが、同時に自分の可能性を広げる経験にもなります。
つまり、この分類は厳密な箱ではありません。
あくまで地図です。
大切なのは、完璧に分類することではありません。
自分のお金が、
- どこから入ってきているのか
- どこへ出ていっているのか
- どこに残っているのか
- どこで育っているのか
- どこで守られているのか
- どんな知識によって選択肢が広がるのか
を見ることです。
地図があると、今の自分に必要なことが見えやすくなります。
- 収入を増やすべきなのか
- 支出を見直すべきなのか
- 生活防衛資金を作るべきなのか
- 投資を学ぶ前に、まず守る知識を身につけるべきなのか
- 制度や支援を調べるべきなのか
- 本当に大切なことにお金を使えているのか
そうした問いが立てやすくなります。
地図① 稼ぐ|入ってくるお金を増やす
最初の領域は「稼ぐ」です。
稼ぐとは、入ってくるお金を増やすことです。
ここには、さまざまな手段があります。
- 本業
- 昇給
- 転職
- 副業
- 事業
- フリーランス
- 資格やスキルによる収入増
- 給付金や制度による収入
本業も副業も、機能としては「入ってくるお金を増やす」という同じ領域にあります。
もちろん、本業と副業はそれぞれ大きなテーマです。
- 本業で収入を上げるには、職種、業界、評価、転職、スキル、経験が関わる
- 副業で収入を作るには、時間、強み、商品、発信、継続、リスク管理が関わる
そのため、個別には別の記事で丁寧に扱う価値があります。
ただし、お金の地図として見るなら、どちらも「稼ぐ」の領域です。
ここで大切なのは、稼ぐことを悪にしないことです。
年収を上げること自体を人生の目的にする必要はありません。
ですが、守りたい生活や叶えたい経験があるなら、そのために収入を増やすことは健全です。
- 留学したい
- 学びたい
- 家族を支えたい
- 健康を整えたい
- 嫌な環境から離れたい
- 挑戦するための余白を作りたい
そうした目的があるなら、稼ぐことは自分らしい人生を支える力になります。
稼ぐことは、お金に支配されることではありません。
何のために稼ぐのかが見えていれば、稼ぐことは自分らしい人生を支える手段になります。
一方で、収入を増やすために何を差し出しているのかも見る必要があります。
- 収入が増えても、睡眠が削られ続ける
- 心身が壊れていく
- 大切な人との時間がなくなる
- 価値観に反することを続ける
- 自分らしい人生から遠ざかる
そうであれば、稼ぎ方を見直す必要があります。
稼ぐことは大切です。
ただし、稼ぐことだけが目的になると、お金に人生を支配されやすくなります。
地図② 使う|大切なものへお金を流す
次の領域は「使う」です。
お金は、使って初めて価値になります。
口座にある数字そのものが、人生を豊かにしてくれるわけではありません。
使われることで、生活、経験、安心、学び、つながり、味わいに変わります。
たとえば、
- 健康に使う
- 学びに使う
- 大切な人との時間に使う
- 可能性を広げる経験に使う
- 人生を味わうものに使う
- 生活の負担を減らすために使う
こうした支出は、自分らしい人生を支えるお金になり得ます。
お金を整えるというと、「使わないこと」が正義になりがちです。
- 節約する
- 我慢する
- 支出を減らす
- 貯金する
もちろん、それらは必要な場面があります。
ですが、使わないことだけが目的になると、何のためにお金を整えているのかわからなくなります。
お金は、ただ減らさないためにあるのではありません。
自分が大切にしたいものへ流すためにあります。
ただし、何にでも使えばよいわけではありません。
大切なのは、その支出が自分らしい人生にとってどのような意味を持つのかを見ることです。
時間と同じように、お金の使い方も、
- 自分らしい人生にとってプラスか
- 中立か
- マイナスか
で見ることができます。
- 自分らしい人生に役立つなら、その支出はプラスかもしれない
- 特に何かを育てるわけではないけれど、大きく削るわけでもないなら、中立かもしれない
- 見栄、比較、不安、衝動で使い続け、本当に大切なものに使う余力を奪っているなら、マイナスかもしれない
お金を使うとは、欲望のままに消費することではありません。
自分が大切にしたいものへ、意識的にお金を流すことです。
地図③ 貯める|選択肢を守る余白を作る
次の領域は「貯める」です。
貯めるとは、お金を残し、未来の選択肢を守ることです。
貯金は、ただ数字を増やすためのものではありません。
貯めることには、いくつかの意味があります。
- 急な出費に対応する
- 病気や休職に備える
- 仕事を辞める選択肢を持つ
- 転職活動の時間を作る
- 引っ越しや環境変更に備える
- 挑戦のための資金を作る
- 心の余裕を持つ
特に、生活防衛資金は重要です。
生活防衛資金とは、急に収入が減ったり、予期しない出費が起きたりしたときに、生活を守るためのお金です。
このお金があることで、焦って選択しなくて済む場面が増えます。
- 嫌な環境にいても、すぐに収入が途切れるのが怖くて離れられない
- 体調が悪くても、休む余裕がない
- 転職したくても、生活費が不安で動けない
こうした状態では、自分らしい選択は難しくなります。
貯めることは、お金を使わないためではありません。
必要なときに選べる状態を守るためです。
ただし、貯めることも目的化することがあります。
- お金が減るのが怖い
- 使うことに罪悪感がある
- いくら貯めても安心できない
- 本当は使いたいことがあるのに、使えない
こうなると、貯めることが自分らしい人生を支えるのではなく、自分の人生を縛るものになってしまいます。
そのため、貯めるときには目的を見ることが大切です。
- 何を守るために貯めるのか?
- どれくらいあれば安心なのか?
- 何のための貯金なのか?
貯めることは大切です。
ただし、貯めること自体を目的にしないことも大切です。
地図④ 増やす|未来の選択肢を育てる
次の領域は「増やす」です。
増やすとは、今あるお金を将来に向けて育てることです。
ここには、いくつかの形があります。
- 投資
- NISA
- iDeCo
- インデックス投資
- 資産形成
- 自己投資
- スキルへの投資
- 経験への投資
金融投資は、お金を増やす可能性があります。
長期的に資産を育てることで、将来の選択肢を広げられることもあります。
一方で、投資にはリスクがあります。
- 元本が減ることもある
- 短期的に大きく値動きすることもある
- よく理解しないまま始めると、不安が増えることもある
- 怪しい投資話に引っかかる危険もある
そのため、投資は「やれば必ず安心」というものではありません。
- 何のために増やすのか?
- どんなリスクがあるのか?
- 自分はそれを理解しているのか?
- その手段は自分の目的に合っているのか?
これを見る必要があります。
また、「自己投資」という言葉にも注意が必要です。
学び、経験、スキル、健康にお金を使うことは、未来の可能性を広げることがあります。
一方で、不安や焦りにつけ込む高額講座や情報商材もあります。
「自己投資」という言葉が使われているからといって、すべてが自分の未来につながるわけではありません。
お金を増やすことは、悪いことではありません。
ですが、増やすこと自体が目的になると、またお金に人生を支配されやすくなります。
増やす領域では、目的とリスクを丁寧に見ることが大切です。
地図⑤ 守る|不要な損失や危険からお金を守る

次の領域は「守る」です。
お金を整えるには、稼ぐことや増やすことだけでは足りません。
守ることも必要です。
せっかく稼いでも、不要な契約、詐欺、浪費、高すぎる固定費、理解していない金融商品によってお金が流れていくことがあります。
守る対象には、次のようなものがあります。
- 詐欺
- 情報商材
- 怪しい投資話
- 不要な保険
- 高すぎる固定費
- 不利な契約
- リボ払い
- 高金利の借金
- 税金や社会保険の理解不足
- サブスクの放置
- セールや広告による不要な消費
お金は、知識がないと奪われやすいものです。
もちろん、すべての支出が悪意によって生まれるわけではありません。
ですが、世の中には「知らない人が損をしやすい仕組み」があります。
- 契約内容を理解していない
- 金利の怖さを知らない
- 固定費が積み上がっていることに気づいていない
- 投資のリスクを理解していない
- 無料や限定という言葉に流される
- 不安を煽る広告に反応してしまう
こうしたことによって、お金は静かに失われていきます。
お金を守るとは、ただケチになることではありません。
自分の大切な資源を、不要な損失や危険から守ることです。
これは、Veritas Labにとっても大切な視点です。
構造を知ることで、自分を守れることがあります。
お金の世界でも同じです。
仕組みを知らないままでは、損をしやすくなります。
知ることで、避けられる損失があります。
地図⑥ 知る・活用する|制度や選択肢を見逃さない
最後の領域は「知る・活用する」です。
お金を整えるというと、稼ぐ、貯める、投資する、節約するという話になりがちです。
ですが、制度や支援を知ることも大切です。
知っているかどうかで、選択肢が変わることがあります。
たとえば、
- 奨学金
- 補助金
- 給付金
- 社会保険
- 税金
- 医療費控除
- 失業給付
- 職業訓練
- 教育訓練給付
- 自治体の支援
- 留学支援制度
- トビタテ
- 交換留学
- ワーキングホリデー
こうした制度や選択肢があります。
もちろん、誰でもすぐ使えるわけではありません。
- 条件がある
- 申請が必要
- 書類を準備する必要がある
- 期限もある
- 制度によっては、使える人が限られる
それでも、知っているかどうかで、人生の選択肢が変わることがあります。
- お金がないから留学できない
- お金がないから学べない
- お金がないから環境を変えられない
- お金がないから休めない
そう思っていたことにも、別の道があるかもしれません。
もちろん、知識だけですべてが解決するわけではありません。
ですが、知識があることで「不可能」だったものが「条件つきで可能」になることがあります。
知っているかどうかで、人生の選択肢は変わることがあります。
これは、Veritas Labの大切な考え方である「知識は人生の選択肢を広げる」ともつながります。
人によって、最初に整える場所は違う
お金の地図を見たとき、どこから整えるべきかは人によって違います。
全員が同じ順番で整える必要はありません。
収入が足りない人もいます。
その場合、支出を削るだけでは限界があります。
- 稼ぐ力を伸ばす
- 転職を考える
- 副業を試す
- 制度を使う
- スキルを身につける
そうした選択肢が必要になるかもしれません。
支出が大きすぎる人もいます。
その場合、収入を増やしてもお金が残りません。
まずお金の流れを見える化し、プラス・中立・マイナスの支出を分ける必要があるかもしれません。
貯金がない人もいます。
その場合、投資より先に、生活防衛資金を作る必要があるかもしれません。
お金の不安が強い人もいます。
その場合、単純にお金の額だけではなく、自分にとっての「十分のライン」が見えていないのかもしれません。
貯めることは得意でも、使えない人もいます。
その場合、大切な経験、健康、学び、人との時間にお金を流せなくなっているのかもしれません。
騙されやすい人、情報に弱い人もいます。
その場合、まず守る知識が必要かもしれません。
つまり、お金を整える順番に、全員共通の正解はありません。
大切なのは、今の自分にとって、どの領域が弱っているのかを見ることです。
- 節約すべき人もいる
- 収入を増やすべき人もいる
- 生活防衛資金を作るべき人もいる
- 投資を学ぶべき人もいる
- 制度を調べるべき人もいる
- 本当に使いたいものに使う練習が必要な人もいる
お金の地図は、他人と比べるためのものではありません。
今の自分が、どこから整えるべきかを知るためのものです。
お金を整えるための問い
最後に、お金を整えるための問いを整理します。
全体地図を見る問い
- 自分のお金は、どこから入ってきているか?
- 自分のお金は、どこへ出ていっているか?
- 毎月どれくらい残っているか?
- 残ったお金は、何のために置いているか?
- 増やすための知識や仕組みはあるか?
- 守るための知識はあるか?
- 制度や支援を調べたことはあるか?
まずは、お金の全体像を見ることが大切です。
どこから入り、どこへ出て、どこに残り、どこで育ち、どこで守られているのか?
それが見えないと、どこを整えればよいのかも見えにくくなります。
稼ぐを見る問い
- 今の収入は、生活や選択肢を守るのに足りているか?
- 収入を増やしたい理由は何か?
- 本業・転職・副業・制度など、どの選択肢がありそうか?
- 収入を増やすために、何を差し出しているか?
- その差し出しているものは、自分の価値観と合っているか?
稼ぐことは大切です。
ですが、何のために稼ぐのかを見失うと、お金に人生を支配されやすくなります。
使うを見る問い
- 自分らしい人生にとってプラスになる支出は何か?
- なんとなく消えている支出は何か?
- 続けるほど自分を削る支出は何か?
- 本当に使いたいのに我慢しすぎているものはあるか?
- 大切なものにお金を流せているか?
お金は使って初めて価値になります。
そのため、使い方を見ることは、お金を整えるうえでとても大切です。
貯めるを見る問い
- 生活防衛資金はあるか?
- 何のために貯めているか?
- どれくらいあれば安心できそうか?
- 貯めること自体が目的になっていないか?
- 挑戦や休息のための資金はあるか?
貯めることは、未来の選択肢を守ることです。
ただし、貯めること自体が目的になっていないかも、ときどき見直す必要があります。
増やすを見る問い
- 何のためにお金を増やしたいのか?
- 投資のリスクを理解しているか?
- 焦りや比較で投資しようとしていないか?
- 金融投資だけでなく、学びや経験への投資も考えているか?
- その投資は、自分の目的に合っているか?
増やすことは、未来の選択肢を育てることです。
一方で、リスクや目的を見失うと、不安や損失につながることもあります。
守る・知るを見る問い
- 不要な固定費はないか?
- 理解していない契約はないか?
- 怪しい儲け話に近づいていないか?
- 税金・社会保険・制度について最低限知っているか?
- 使える支援制度や奨学金を調べたことはあるか?
- 知らないことで損しているものはないか?
お金は、知らないことで失われることがあります。
逆に、知っていることで守れるものもあります。
まとめ|お金を整えるとは、お金の全体地図を持つこと
前回の「お金とは何か」では、お金との向き合い方を考えました。
お金は人生の目的ではない。
ですが、自分らしい人生を支えるためには必要な土台である。
そのように整理しました。
そして、今回の「お金を整えるとは何か」では、お金の全体地図を見ました。
お金を整えるとは、ただ節約することではありません。
ただ稼ぐことでもありません。
ただ投資することでもありません。
自分らしい人生を支えるために、
- 稼ぐ
- 使う
- 貯める
- 増やす
- 守る
- 知る・活用する
という地図を持ち、今の自分に必要な場所から整えていくことです。
人によって、最初に整える場所は違います。
- 収入を増やす必要がある人もいる
- 支出を見直す必要がある人もいる
- 生活防衛資金を作る必要がある人もいる
- 投資や制度を学ぶ必要がある人もいる
- 守る知識を身につける必要がある人もいる
- 大切なものにお金を使う練習が必要な人もいる
お金の知識は、お金に支配されるためのものではありません。
お金に振り回されすぎず、自分らしい人生を支えるためのものです。
お金を整えるとは、ひとつの正解に飛びつくことではありません。
自分のお金の地図を持ち、今の自分に必要な場所から整えていくことです。
その地図があることで、お金に振り回されるのではなく、お金を自分らしい人生のために使いやすくなるのだと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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お金について、もっと考えたい方には、以下の本も参考になります。
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改訂版 本当の自由を手に入れる お金の大学|両@リベ大学長
お金の全体像を、実践寄りに学びたい方におすすめです。
今回の記事では、お金を整えるための地図として、
- 稼ぐ
- 使う
- 貯める
- 増やす
- 守る
- 知る・活用する
という6つの領域を整理しました。
この本は、貯める・稼ぐ・増やす・守る・使うというお金の基本を、図解で広く学べる一冊です。新NISAなどの金融制度にも対応し、証券口座、クレカ、銀行の選び方、危険な金融商品リストなどの内容も追加されているので、購入されるなら改訂版がおすすめです。
今回の記事で見た「お金の地図」を、より実践的に学びたい方に向いています。
サイコロジー・オブ・マネー|モーガン・ハウセル
お金を数字だけでなく、心理や行動の問題として考えたい方におすすめです。
お金は、収入や支出だけでなく、不安、比較、安心、見栄、恐怖、欲望とも深く関わります。
お金の地図を持っていても、感情に飲まれると判断は揺れます。
- 増やすべきか
- 使ってよいのか
- 貯め続けるべきか
- リスクを取るべきか
そうした判断には、人間の心理が強く関わります。
今回の記事で書いた「人によって最初に整える場所は違う」という話とも相性が良い一冊です。
改訂版 父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え|ジェイエル・コリンズ
「増やす」の領域、特に投資の考え方を学びたい方におすすめです。
今回の記事では、「増やす」は未来の選択肢を育てる領域だと整理しました。
ただし、投資はリスクを理解せずに飛びつくものではありません。
この本は、投資歴50年の著者が、自身の娘に伝える形で、お金に縛られない人生やシンプルな投資の原則を解説する一冊です。
投資を「一発逆転」ではなく、人生の自由を支える仕組みとして考えたい方に合います。
超改訂版 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!|山崎元・大橋弘祐
投資や資産形成に苦手意識がある方におすすめです。
お金の話は、難しく感じやすいです。
NISA、投資信託、保険、銀行、証券口座、リスク、税金。
最初から完璧に理解しようとすると、かえって動けなくなることがあります。
この本は新NISAに対応した「お金の増やし方」を扱っています。
今回の記事の「増やす」「守る」の入り口として、まずやさしく全体像をつかみたい方に向いています。
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- 何のために稼ぎたいのか
- 何を守るために貯めたいのか
それを考えるには、自分が何を大切にしたいのかを見る必要があります。
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