「え、マルチ商法なんて、すぐ怪しいとわかるでしょ」
そう思う人もいるかもしれません。
たしかに、外から見れば怪しく見えることがあります。
- 高額な商品
- 紹介で広がる仕組み
- 成功者の話
- 仲間とのイベント
- 「人生が変わる」という言葉
冷静に見れば、違和感を持つ人も多いと思います。
ですが、実際に勧誘の場にいると、話はそれほど単純ではありません。
最初から「商品を買ってください」「誰かを勧誘してください」と言われるとは限りません。
- 友人や知人から声をかけられる
- 親切そうな人に紹介される
- 食事やお茶に誘われる
- 勉強会やイベントに案内される
- そこで、楽しそうな人たちや、成功者のように見える人に出会う
その空気の中で、
「自分も変われるかもしれない」
「この人たちは、本当に良いものを信じているのかもしれない」
「今の生活から抜け出すきっかけになるのかもしれない」
と思ってしまうことがあります。
私自身も、過去にマルチ商法のようなものに勧誘されたことがあります。
今振り返れば、違和感はいくつもありました。
ですが、当時はただ怪しいだけではありませんでした。
- 話し方がうまい
- 雰囲気がいい
- 周りの人たちも楽しそう
- 成功者のストーリーがある
- 自分も変われるかもしれないと思わせる
- 何より相手が本気で信じている
だからこそ、怖いのだと思います。
この記事では、私自身の体験も交えながら、マルチ商法のような勧誘がなぜ魅力的に見えてしまうのか、そしてその中で見落としたくない違和感について考えていきます。
マルチ商法は、なぜただの「怪しい話」では終わらないのか
マルチ商法のような勧誘は、外から見ると怪しく見えるかもしれません。
しかし、実際にその場にいると、単純に「怪しいから断ればいい」とは思えないことがあります。
なぜなら、そこには商品だけでなく、人間関係があるからです。
声をかけてくるのは、知らない営業マンではないかもしれません。
友人、知人、先輩、同僚、久しぶりに会った人、親切そうな人。
自分に対して悪意があるようには見えない人から誘われることがあります。
そして、最初からお金の話になるとは限りません。
「最近どう?」
「面白い人がいるんだ」
「すごく勉強になる会がある」
「人生変わった人がいる」
「今の働き方に不安ない?」
そうした会話から始まることもあります。
そこには、自分の人生を良くしたいという気持ちに触れてくる言葉があります。
- もっと自由に働きたい
- お金の不安を減らしたい
- 今の自分を変えたい
- 普通の会社員のままでいいのか不安
- 健康になりたい
- 仲間がほしい
- 何者かになりたい
そうした思いがあるとき、勧誘はただの商品説明ではなく、「新しい人生への希望」のように見えてしまうことがあります。
マルチ商法の怖さは、最初から怪しい顔をして近づいてくるとは限らないことです。
人は、商品の中身だけで引き込まれるのではありません。
人間関係、希望、不安、仲間意識が重なることで、少しずつ判断が揺らいでしまうのです。
私自身も、勧誘されたことがある
私自身も、過去にマルチ商法のようなものに勧誘されたことがあります。
声をかけてきた人は、中心人物の下にいる人でした。
その人は、本気でその中心人物を信じているように見えました。
話している表情にも迷いがなく、本気で何か良いものを広めているという感覚があったのだと思います。
そして、中心人物自身も、こちらを騙そうとしているというより、本当に良いものを勧めているように見えました。
だからこそ、単純に「悪い人が騙しに来た」とは感じにくかったのです。
その中心人物は、自分は元芸能人だと語っていました。
それが本当かどうかは、私にはわかりません。
ただ、実際にとてもきれいな人でした。
肌も本当にきれいでした。
そして、商品を使っているからこうなった、と言われると、当時は少し説得力があるように見えてしまいました。
また、その人には、どん底の生活から這い上がったという成功ストーリーがありました。
- 昔は苦しかった
- でも、このビジネスに出会って人生が変わった
- 今では自由な生活をしている
- 旅行にも行ける
- お金にも困っていない
そういう物語は、とても強いものです。
さらに、周囲にいた人たちも、何も考えていない人たちには見えませんでした。
中には、世間的には高学歴とされる人もいました。
つまり、「勉強していない人が引っかかっている」という単純な話ではなかったのです。
一方で、違和感もありました。
- 大きな資産を持っていると言っている
- 華やかな旅行の写真もある
- 自由な生活をしているように見える
ですが、実際に活動している場所は、思っていたほど華やかな場所ではありませんでした。
古いアパートの一室のような場所で話をされたこともありました。
また、健康や商品について科学的な質問をすると、はっきり答えられない場面もありました。
- オーガニックだから絶対に体にいい
- 普通の水は危ない
- 水道管はこんなに汚い
「だから、このサプリや浄水器が必要だ。
そんな説明もありました。
さらに、勧誘の場は、暗い場所だったり、閉じた空間だったりしました。
途中で別の仲間が来ることもありました。
気づくと、一対一ではなく、こちらが断りづらい空気になっている。
今振り返ると、そこにはいくつもの違和感がありました。
ただ、その場にいると、それらをうまく言葉にできなかったのです。
ここが難しいところです。
- 相手が悪意を持っているように見えない
- 周囲の人も楽しそう
- 話も魅力的に聞こえる
- 自分にも何か変化が起きるかもしれないと思う
そのため、つい警戒心が下がってしまいます。
肩書き・見た目・成功ストーリーが信頼感を作る

人は、話の中身だけで判断しているわけではありません。
- 肩書き
- 見た目
- 雰囲気
- 成功ストーリー
- 周囲の人の属性
そうしたものが重なると、話そのものにも信頼感が乗ってしまいます。
- 相手が元芸能人だと語る
- 実際に見た目が魅力的である
- 肌がきれいで、商品との関係を語る
- どん底から這い上がったストーリーがある
- 周りに高学歴の人や、前向きな人たちがいる
こうした要素があると、話が急に「本当っぽく」見えます。
もちろん、肩書きや見た目があること自体が悪いわけではありません。
成功ストーリーを語ること自体も、悪いことではありません。
問題は、勧誘の話をする前に、信頼感を作ってしまうことです。
- 肌がきれいであることと、その商品に効果があることは別
- 高学歴の人が信じていることと、その仕組みが正しいことは別
- 成功者のように見えることと、その話に再現性があることも別
また、勧誘に魅力を感じたからといって、頭が悪いわけではありません。
人は、知識だけで判断しているわけではありません。
雰囲気、関係性、希望、肩書き、ストーリーによって判断が揺らぎます。
だからこそ、話が魅力的に見えたときほど、少し立ち止まる必要があります。
勧誘する側も、本気で信じていることがある
マルチ商法のような勧誘で難しいのは、勧誘する側が必ずしも明確な悪意を持っているとは限らないことです。
むしろ、本気で信じていることがあります。
- この商品は本当に良い
- この仕組みで人生が変わる
- この人についていけば成功できる
- もっと多くの人に知ってほしい
そう信じているから、言葉に熱があります。
表情に迷いがありません。
本気で良いものを広めているように見えます。
その熱意に触れると、こちらも「本当に良い話なのかもしれない」と、つい感じてしまうことがあります。
ですが、ここで分けて考えたいことがあります。
相手が本気で信じていることと、その話が正しいことは別です。
- 善意に見えること
- 本人が信じていること
- 熱意があること
- 仲間が楽しそうなこと
これらは、商品に根拠があることや、仕組みが健全であること、自分に必要であることを意味するわけではありません。
むしろ、善意に見える勧誘ほど、断りづらくなります。
- 相手が本気だからこそ、こちらも強く否定しにくい
- 相手が良かれと思っているからこそ、疑うことに罪悪感が出る
- 相手が楽しそうだからこそ、自分だけが冷めているように感じる
だからこそ、相手の熱意ではなく、話の中身と構造を見る必要があります。
商品ではなく、人生の希望を見せられる
マルチ商法のような勧誘では、商品だけが売られるわけではありません。
むしろ、本当に強いのは、商品そのものよりも、その先にある「人生の希望」です。
- 自由な時間
- 経済的成功
- 仲間
- 成長
- 今の自分から変われる感覚
- 会社に頼らない生き方
- 普通とは違う人生
こうしたものが、商品やビジネスと結びつけられて語られることがあります。
「この商品を広めれば、収入が増える」
「この環境にいれば、成長できる」
「この人たちと一緒にいれば、人生が変わる」
「普通の働き方では得られない自由がある」
そう言われると、ただ商品を買う話ではなく、自分の人生の選択肢の話に見えてしまいます。
これは、とても強いです。
なぜなら、人は誰でも、今より良くなりたいと思っているからです。
- もっと自由になりたい
- もっと豊かになりたい
- もっと自信を持ちたい
- もっと良い人間関係の中にいたい
- 今の自分を変えたい
その気持ちは自然なものです。
希望を持つこと自体は悪くありません。
私も正直、希望を持ちました。
ただ、その希望が、特定の商品や組織に過度に結びつけられているときは、一度立ち止まりたいところです。
商品を買う話に見えて、実際には「人生が変わるかもしれない」という希望を見せられていることがあります。
- その希望に引っ張られていないか?
- 自分の願いが、誰かの用意した物語に乗せられていないか?
そこを見ることが大切です。
成功者っぽさと実態は、必ずしも一致しない
勧誘の場では、成功者らしい話や、華やかな写真が出てくることがあります。
- 高い収入
- 自由な生活
- 旅行
- 人脈
- 時間に縛られない働き方
- 大きな資産
そうしたものを見ると、「本当に成功している人なのかもしれない」と感じます。
ですが、成功者っぽく見えることと、信頼できることは別です。
- 華やかな写真は、見せたい部分を切り取ったものかもしれない
- 大きな数字は、本当だとしても、その背景が見えていないかもしれない
- 自由な生活に見えても、実際にどのような仕組みで収入を得ているのかは別
そして、時には、見せているイメージと実態に違和感が出ることがあります。
- 大きな資産を持っていると言うのに、活動場所に違和感がある
- 自由な生活を見せるのに、説明の中身が曖昧
- 華やかな写真はあるのに、具体的な質問には答えられない
- 成功者のように振る舞うのに、収益構造がよくわからない
こうした些細な違和感は、無視しない方が良いです。
もちろん、見た目や場所だけで人を判断するべきではありません。
古い場所で活動しているから悪い、という話でもありません。
ただ、見せている成功者像と、実際に見えるものの間にズレを感じたなら、そのズレは大切なサインかもしれません。
華やかな写真や大きな数字を見るときは、その人が何を見せ、何を見せていないのかを見る必要があると思うのです。
健康・自然・不安の言葉で商品が魅力的に見える
マルチ商法のような勧誘では、健康や自然に関する言葉が使われることがあります。
- オーガニックだから体にいい
- 天然だから安全
- 普通の商品は危険
- 普通の水は危ない
- 水道管はこんなに汚い
「だから、この商品が必要だ。」
こうした説明は、わかりやすく聞こえます。
- 体に悪いものを避けたい
- 安全なものを使いたい
- 家族や自分の健康を守りたい
その気持ちは、とても自然なものです。
ただし、ここにも飛躍があります。
- オーガニックであることと、自分の体に必要であることは別
- 天然であることと、安全であることも別
- 水道管の汚れた画像を見ることと、その商品を買う必要があることも別
- 不安になることと、その場で契約すべきことも別
特に、不安を見せられたときは注意が必要です。
- 汚い画像
- 危険そうな話
- 普通の商品への不信感
- 家族や健康への不安
こうしたものを見せられると、人は早く安心したくなります。
そのときに、「これを買えば大丈夫」と言われると、判断を急かされます。
ですが、不安を感じた時こそ、話がどこで飛躍しているのかを見る必要があります。
「自然だから良い」
「普通の商品は危ない」
こうした言葉は、わかりやすく聞こえます。
ですが、わかりやすいことと、正しいことは同じではありません。
有名なものと近いことは、信頼の証明ではない
勧誘の中では、有名なものとの近さが信頼の根拠として使われることがあります。
- 有名企業と同じビルにある
- 有名人も使っている
- 大企業と関係がある
- 海外では有名
- 長く続いている
- みんな知っている
そう言われると、なんとなく安心してしまいます。
「そんなに有名なものなら大丈夫なのでは」
「大きな会社と関係があるなら怪しくないのでは」
「長く続いているなら問題ないのでは」
そう感じることがあります。
もちろん、有名であることや長く続いていること自体が悪いわけではありません。
ただし、有名なものと近いことと、その仕組みや商品が信頼できることは別です。
- 同じビルにあること
- 誰かが使っていること
- 名前を聞いたことがあること
- 長く存在していること
それらは、信頼を考える材料の一部にはなるかもしれません。
しかし、それだけで判断することはできません。
見るべきなのは、
- 説明の中身
- 根拠
- 契約条件
- 収益構造
- 自分が何を求められているのか
です。
有名なものと近いと飛びつきたくなる気持ちは、とてもわかります。
ですが、飛びつきたくなる気持ちをグッと抑えなければいけません。
人間関係と場の空気で断りづらくなる
勧誘では、話の内容だけでなく、場の作り方も判断に影響します。
- 閉じた場所で話す
- 暗い場所や落ち着いた空間で話す
- 長時間話す
- 途中で別の人が合流する
- 複数人対一人の構図になる
- 成功者や先輩のような人が出てくる
- その場で次の予定を決めようとする
こうした状況では、内容を冷静に判断する前に、「断りづらい」という感覚が強くなります。
一対一ならまだ断れるかもしれません。
しかし、
- 途中で別の人が来る
- 自分以外は全員、その話を良いものだと思っている
- 相手は親切そうに話してくる
- 自分だけが疑っているように感じる
そうなると、断ること自体にエネルギーが必要になります。
これは、意思が弱いからではありません。
人は、場の空気に影響されます。
人間関係に影響されます。
相手が複数人になるだけでも、心理的な圧力を感じます。
だからこそ、勧誘の場では、自分がどんな環境に置かれているのかを冷静に見ることが大切です。
- この場は冷静に考えられる場所なのか?
- その場で答えを出さなくてもいい空気なのか?
- 断ったときに相手の態度は変わらないか?
- 第三者に相談する時間をくれるのか?
内容を冷静に考える前に、「断りづらい」という感覚が強くなる場があります。
その場にいる自分の心理状態も、判断材料にしたいところです。
小さな違和感を見過ごさない
マルチ商法のような勧誘では、大きな矛盾より先に、小さな違和感が出ることがあります。
- すごい資産を持っていると言うのに、実態に違和感がある
- 華やかな写真は多いが、根拠が見えない
- 科学的な質問に答えられない
- 「自然だから良い」のような説明が雑
- 不安を煽る画像を見せて商品購入につなげる
- 有名なものとの近さを信頼の根拠にする
- 途中で別の人が合流して、断りづらくなる
- その場の空気で判断させようとする
- 質問に対して、論点をずらされる
- 断ろうとすると態度が変わる
その場では、ひとつひとつは小さく見えるかもしれません。
「まあ、たまたまかもしれない」
「自分が疑いすぎなのかもしれない」
「相手は良い人そうだし」
「みんな楽しそうだし」
「ここで疑うのは悪い気がする」
そう思って、違和感を飲み込んでしまうことがあります。
ですが、小さな違和感は、自分を守るための大切なサインです。
違和感を感じたときは、その場で答えを出さなくていいのです。
- 一度持ち帰る
- 第三者に話す
- 別の情報源で調べる
- 契約条件を確認する
- 公的機関の情報を見る
- 相手に具体的な質問をする
それだけでも、自分を守る力になります。
まずは、家に帰ってインターネットで調べるだけでも、
勧誘している団体の情報を見つけられるかもしれません。
その場で感じた違和感は無視せずに、大切にしてください。
もし登録してしまっても、そこで終わりではない
ここまで、勧誘を受けたときに立ち止まることについて考えてきました。
ただ、もしすでに登録してしまったとしても、そこで終わりではありません。
- 登録してしまった
- 商品を買ってしまった
- 契約してしまった
- お金を払ってしまった
そうなると、恥ずかしさや後悔から、誰にも言えなくなることがあります。
ですが、ひとりで抱え込まないことが大切です。
連鎖販売取引では、法律で定められた書面を受け取った日、または商品の引渡しが後の場合はその日から20日以内であれば、書面または電磁的記録でクーリング・オフできると消費者庁の特定商取引法ガイドで説明されています。
また、事業者が事実と違うことを言ったり威迫したりしたことで、消費者が誤認・困惑してクーリング・オフしなかった場合には、期間を過ぎてもクーリング・オフできる場合があります。(特定商取引法ガイド)
クーリング・オフを行う場合は、後のトラブルを避けるため、書面なら特定記録郵便、書留、内容証明郵便などが薦められています。
電磁的記録の場合も、メールなら送信したメールを保存し、専用フォームなら画面のスクリーンショットを残すなど、証拠を保存しておくことが望ましいとされています。(特定商取引法ガイド)
もちろん、具体的な対応は契約内容や状況によって変わります。
だからこそ、早めに消費生活センターなどに相談することが大切です。
大切なのは、「登録してしまった自分が悪い」と責めすぎないことです。
- その場の空気
- 人間関係
- 成功者の話
- 不安を刺激する説明
- 断りづらい状況
そうしたものが重なると、人は判断を急がされることがあります。
ですが、早めに動けば、戻れる可能性があります。
- 迷ったら、契約書面、メッセージ、支払い記録、商品の情報を残す
- そして、信頼できる第三者や消費生活センターに相談する
それも、自分を守る行動です。
勧誘を受けたときに確認したいこと

では、マルチ商法のような勧誘を受けたとき、何を確認すればよいのでしょうか?
- 良い人そうに見える
- 本気で信じているように見える
- 周りの人も楽しそう
- 成功しているように見える
それでも、確認すべきことはあります。
たとえば、次のような点です。
- 商品より先に、夢や人生の話をされていないか
- 普通の働き方への不安を強く刺激されていないか
- 「成功者」「仲間」「環境」が強調されていないか
- 収入の仕組みより、雰囲気や希望が前に出ていないか
- 初期費用や継続購入の条件が明確か
- 本当に商品そのものに価値を感じているか
- 友人や知人を勧誘することが前提になっていないか
- 科学的・具体的な質問に答えてくれるか
- 断ったときに態度が変わらないか
- 第三者に相談する時間をくれるか
- その場で決断を迫られていないか
- 自分が納得して選んでいるのか、空気に押されているのか
勧誘を受けたときに大切なのは、「この人は良い人そうだから大丈夫」と考えすぎないことです。
- 良い人そうに見えることと、仕組みが健全であることは別
- 相手が本気で信じていることと、自分に必要なことも別
- 仲間が楽しそうなことと、自分の人生に合っていることも別
その仕組みがどう成り立ち、自分に何を求めているのか。
そこを見る必要があります。
まとめ:自分の人生を、誰かの物語に預けすぎないために
マルチ商法のような勧誘は、ただ商品を売ってくるだけではありません。
明るい未来に触れてきます。
- 自由な時間
- 経済的な余裕
- 気の合う仲間
- 健康的な生活
- 今の自分から変われる感覚
- 会社や社会に縛られない生き方
そうした未来を見せられると、人は心を動かされます。
特に、自分の人生に悩んでいるときほど、その言葉は強く響きます。
「今の生活から抜け出したい」
「もっと自由になりたい」
「お金の不安を減らしたい」
「自分も何者かになりたい」
「このままではいけない気がする」
そう感じているときに、「あなたも変われる」「この環境に入れば人生が変わる」と言われると、
自分もそうなりたいと思ってしまうことがあります。
そして、苦しい状況にいるときほど、人は早くそこから抜け出したくなります。
その気持ちは、とても自然なものです。
勧誘に魅力を感じたからといって、自分を責める必要はありません。
自分の人生を良くしたいという思いがあるからこそ、明るい未来に反応してしまうのだと思います。
ただし、そういった思いがあるときほど、立ち止まることも大切です。
勧誘する側は、少なくとも勧誘の場に慣れていることがあります。
- どうすれば信頼されるのか
- どうすれば話を聞いてもらえるのか
- どうすれば「自分も変われるかもしれない」と思ってもらえるのか
- どうすれば断りづらい空気を作れるのか
そうしたことを、経験的に知っていることがあります。
「自分は大丈夫」「自分は引っかからない」と思っていても、状況が重なると判断が揺らぐことがあります。
- 相手が良い人そうに見える
- 本気で信じているように見える
- 成功者のように見える
- 周りの人も楽しそうにしている
- 自分の悩みに刺さる未来を語られる
- その場の空気で断りづらくなる
そうした要素が重なると、人は冷静に判断しにくくなります。
だからこそ、その場ですぐに判断せず、少し立ち止まってみてください。
- その話は、自分に判断材料を渡してくれているのか
- それとも、明るい未来を見せて急がせているのか
- 自分は納得して選んでいるのか
- それとも、不安や焦り、場の空気に押されているのか
そして何より、小さな違和感を見過ごさないことが大切です。
- 説明が曖昧
- 質問に答えてくれない
- 話が飛躍している
- 断りづらい空気がある
- その場で決断を求められる
- 成功者っぽさと実態が噛み合わない
そうした違和感は、自分を守るための大切なサインです。
そうやって、自分の時間とお金、そして人生を守ることが大切なのだと思います。
この記事を通じて、あなたが自分の身を守ることにつながれば嬉しいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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